切なさ

気持ちを伝える覚悟をしたところで…

どう伝えるか…

そんな気持ちが頭のなかをぐるぐるしている期間にも彼と会うことは何度もありました。

純粋な気持ちで会えていた時はただただ幸せだった彼と会える時間。

例え短い時間でも、例え事務的な内容しか話せなかかったとしても。

心から安心する彼の声に癒されていた時間。

 

今は少し先に訪れる別れの時への不安。

彼の存在が心の拠り所になっていた私。

運命の相手に間違いないと夢見ている私。

 

もしこのまま彼の存在がなくなってしまったら…私はどうなってしまうのだろう。

どうやって何を支えに生きていけばいいのだろう。勿論へんな気をおこす気はなかったけれど…この先彼がいなくなってしまったら…

自分がどうなるのかが不安で仕方なかった。

 

そんな不安とは裏腹に過ぎていく時間。

一日一日が物凄く長く感じた。

占いに染まった約3ヶ月の期間。

毎日いくつもの鑑定内容が携帯を鳴らす。

目まぐるしく進む鑑定。

何も変わらない現実。

ただはっきりとわかっている事実は…

もうすぐ別れの時がやってくるという事…

 

毎日彼に想いを馳せている

私の想いは届いている?届いていない?

こんなに夢中なのに…

 

毎日毎日泣いた。

彼を好きでどうしようもない自分がバカみたいで…

でもどうにもできなくて…

嫌いになれたらどんなに楽かって…

でも彼を嫌いになることが自分にとって一番辛いことだった。

ただ切なくて…けれど愛しい人。

毎日胸を押しつぶされるほどの痛みを感じながら大粒の涙を流した。