自らへの問い
子供達が自立するまでは… という気持ちを持ったまま過ごしていて思った。
『私は自分自身を満たしてあげられているのかな?
私が今まで満たされたいと自分の外側に求めていたのは愛だった。
でも外側に求めるんじゃなくて自分の内側にエネルギーをむけるという事を学んだ。
そして自分自身が愛そのもので、本当は既に満たされているんだという事を学んだ。
今の私の私生活は愛に満たされるていると言えるのかな?』
暫くの間、自問自答の日々が続いた。
そして私は、彼をずっと愛していたいという想いがゆえに、自分の目の前の生活をおろそかにしている事に気づいた。
主人への嫌悪感は今だにあったが…
私は主人との関係をいつからか、はなから否定し、自分が努力もせずにもう無理だ。と決めつけていたことに気づいた。
『すぐに離婚する気もないのなら、主人との関係を修復する努力をまずしてみよう。
それでも気持ちが戻らなければその時は仕方ない。』と主人とは本当にもう無理なのか?
自分の気持ちを確かめるためにも、主人との関係に挑戦してみようと思った。
何日か悩んだ。
どうしたら自分の気持ちをはっきりと確かめられるのか…。
主人に対して家族の愛はもちろんある。
いろんな事があったが10年も付き添った相手だ
嫌悪感と言っても顔も見たくない。一緒にいたくない。という程のものでも無い…。
ただ好きな人ができて、今も想っていたい人がいるから…
その人と比べたら…長年連れ添った相手には当然ときめけないし、情のような愛しかない。と思うところからの嫌悪感だった。
必死に考えた。
ここはもう…
もう絶対にできないと思っていた…。
夜の営みしかない…。
頭では考えただけで無理と思っていた。
でも男女の愛を確かめるなら…もうそれしかないじゃん…。これで愛が戻らなかったら、もうそこはどうにもできなかった。と諦めがつく。
と思った。
恋におちる前の話に戻るが
私が女としての自信を無くし…
主人に女としてもう愛されないんだ。と思ったのは…
長男の産後から続くセックスレスだった。
私も性欲はそんなに強いほうではないが…
愛はほしかった。
産後…愛してほしくて何度か自分から誘うも断られた。
最初はセックスなんて煩わしいものないほうが気楽で幸せだと思っていた。
時間が経つにつれ、愛に満たされない気持ちから徐々に自信を無くしていった。
女性から誘うのはそれなりに勇気のいることだった。私も過去、長女の産後から主人とセックスができなくなった事があったが…
男性から誘うのと女性から誘うのでは全然違うと思っていた。
主人は30代前半でもあり急に途切れたセックスに以前の不倫疑惑への不安も再び駆り立てられた。
心も体も満たされず…
恋をして私の心は彼一色に染まった…。
彼に恋をして輝きをとりもどしていた間に
何を思ったのか急に主人がキスをせがんできたことがあった。
子供と一緒に軽いノリでだったが…
ここ数年主人からそのようなことをしてきた記憶はなかったので…驚いた。
でも私の心は彼一色。
当然キスもできなかった。
だから、主人とセックスなんて絶対できないと思っていた。
私は決意した…。
主人との今後を確かめるには…
これしかない…。
できるか…できないか…
そして主人は私を受け入れるのか…受け入れないのか…
私の心はどう反応するのか…
これですべて答えが出る…