不甲斐なさ
今までの時間はなんだったんだろう…と途方に暮れた。
占いに注ぎこんだ想い、労力、費用全てが無駄だったんだ。
なんなの?私集団詐欺にでもあったの?
運命で繋がれた相手だって何人もに言われたじゃん。本物の愛だって。魂レベルの愛だって。私の人生ここから変わるって。今までの全てが報われるってずっと背中を押されてた。
さんざん夢見させといて。彼と結ばれるような話をほのめかしといて人の人生をなんだと思ってるの!!??
夢見る希望ある世界から一気に真っ暗な闇に突き落とされた気分だった。
なかには変な気をおこす人だっているんじゃないかと怒りと悔しさでいっぱいだった。
つぎに襲ってきたのは自分の不甲斐なさへの怒りと後悔。
自分の人生への投資だと思って占いに頼ってきた世間知らずの甘っちょろい自分に怒りしか残らなかった。
家族への
子供達への
申し訳なさが心を占領した。